最近では、社員に中小企業診断士の資格の取得を推奨している企業が増加しているということです。それは、企業側は、経営の課題などを積極的に解決し、企業に利益をもたらすような人材を必要としているということです。ですから、中小企業診断士の資格を取得することで、経営管理についての幅広い知識を身につけて、目的の達成や方法などを考えながら、戦略の立案から業務の効率化をはかるなど、活躍できる人材の育成に役立つのです。
経営の知識をもっているといことで、企業内の経営管理システム全般が理解でき、プロのビジネスマンとして働くことができます。また、中小企業診断士の資格があることで、資格手当てがつく場合もあり、資格取得は、有利な場合が多いようです。
中小企業診断士の資格を取得し、フリーで会社を起業すると、コンサルティング業務が行えます。いままではコンサルティングというと、現状の分析と評価という点に重点をおかれていました。しかし、現在では、企業のトップに対して、情報提供をしたり、企業を成長させていくという形のコンサルティングが主流になってきています。そしてますますその活動の幅は、広がっているようです。
独立診断士の場合のコンサルティング契約は、プロジェクトごと、または、一定の期間が決められている場合も多く、数件の企業を掛け持ちすることもできるのがメリットです。このような独立診断士として活躍している人は、年収が1千万円以上という人も多く、いかに中小企業診断士が企業にとって、あるいは、社会的に重要なものかがよくわかります。